開発者について

松野敬司 プロフィール

 

開発者:松野敬司1948年(昭和23年)生まれ。出身地の福岡県黒木町は福岡県と大分県の県境に近い緑あふれる農村地帯。豊かな自然の中、体を動かすのが当たり前と言う環境のもとで健康に育った。長じて、時代の先端にあった電子回路の勉強がしたく、1967年(昭和42年)、九州大学工学部電気系学科に入学。研究に追われながらも充実した学生生活を送り、1971年(昭和46年)に卒業する。時代は高度経済成長の真っただ中にあり、技術系学生の就職は引く手あまた。計測機器の研究に興味があったことから岩﨑通信機に入社する。配属された計測器開発室は、企業の開発部や大学の研究所向けの計測器開発・技術支援が主な業務。この時期に開発したデジタルメモリ(DM-701)は単発の電気的な事象を確実に記憶できる最初の汎用装置として大学の研究所のほか、防衛庁や各自治体の工業試験所といった公的機関、NTT、KDD、トヨタなどの民間企業に幅広い需要があった。その後、光ファイバーの計測器(OTDR)など、時代とともに次々と登場する新技術の開発を担う。
 
1991年(平成3年)、新日本製鐵EI事業部に転職。通信事業の企画・技術支援を担当し、国内外の事業者と精力的に会っては展示会や先端技術セミナーの開催などに奔走する。この岩崎通信機・新日鐵時代を通して、特許出願は約45件、実用新案の申請は3件を数え、学会や論文での研究発表も多数行った。
 
1994年(平成6年)、デジタルツーカー九州に出向。ネットワークセンター設備導入試験などに携わる。2001年(平成13年)、電子機器サービス西鉄に出向後、転籍。技術者育成から総務的な仕事まで幅広い職種を担当した。その翌年、心筋梗塞で緊急入院。半年間の療養生活を余儀なくされるが、この経験が「体は丈夫」という自信をぐらつかせ、日頃の健康管理の大切さや病後のリハビリの重要性について考えるきっかけとなった。手術後は健康管理に留意。毎日の散歩を欠かさなくなった。
 
2008年(平成20年)、60歳で定年退職。福岡市でビル管理、不動産業を始める。そんなある日、信号の変わり目にあった交差点を走って渡ろうとして足がつり、転倒。1日7000歩以上を歩いていてもマイペースでの散歩では筋力がつかないと痛感する。また、病院の講演会などで日本の医療では病後のリハビリ支援が遅れていることを知り、高齢者や成人病予防のための家庭でできる運動の大切さも実感。軽量で安全に配慮したスローステップ運動用踏み台の試作・改良を始める。2010年(平成22年)4月には特許事務所を介さず、個人で特許を出願し登録完了。2011年(平成23年)9月、株式会社寿献を設立。スローステップ運動用踏み台「エイジ・マスター®」商品化に取り組み、営業活動を開始する。同年12月には東日本大震災被災者の運動不足解消のため、4台を無償提供。好評を得た。

 

1948年 福岡県生まれ
1967年 九州大学工学部電気系学科に入学
1971年 同大学同学部通信工学科卒業
1971年 4月 岩﨑通信株式会社入社
6月 計測器部 計測器開発室に配属、コンデンサ自動選別機の開発
1972年〜 デジタルメモリDM-701を開発、社内褒賞される
1974年 特許出願、実用新案各1件
1974年 トヨタ自動車東富士研究所・日立造船向けエンジン解析用DM-701のインターフェース特注品開発
1976年〜 NTT茨城通信研究所向け雷波形自動記録装置の開発
1978年〜 光変調波形観測装置の開発、特許出願7件、学会発表
1981年 DC〜1500MHzの広帯域増幅器の研究、特許出願2件、学会発表
1982年〜 広帯域光ー電気変換器の研究、特許出願5件、実用新案2件
1983年〜 光ファイバテスタの開発・製品化、特許出願11件(そのうち米国特許1件)、学会発表
1985年〜 光周波数安定化光源の開発ほか、特許出願7件
1988年〜 システムコードレス電話の方式、東京電力と共同開発、学会で東電と共同発表、社内技術成果発表会で座長を担当、特許出願3件、社内で初めて外国人エンジニアを部下に持つ。
1991年 4月 新日本製鐵株式会社EI事業部へ転職、企画・調整部へ配属
通信事業の企画、技術支援を担当、電子情報通信学会発表4件、特許出願4件
1994年〜 株式会社デジタルツーカー九州へ出向、交換機・ボイスメール・ショートメッセージの導入、エリクソン社と交流。
1997年〜 第1種伝送交換主任技術者、第1級陸上無線技術士資格を取得
1999年〜 株式会社ブライトキャリアに出向、九州地区の技術開発・産業協力状況の調査を担当
2001年 8月 株式会社電子機器サービス西鉄に出向(その後転籍)、技術者の育成、建設業の通信機器営業などを担当
2002年 12月 心筋梗塞で緊急入院、手術 2ヵ月におよぶ療養生活
2006年 4月 西鉄電設工業株式会社に入社 経理・総務に関する業務を担当
2008年 1月 定年退職
2008年 2月 ビル管理業を開始
2010年 1月~10月 スローステップ運動用踏み台の試作・改良、特許出願・登録
2011年 1月〜3月 国際特許出願、発泡スチロール及びセンサーの型の開発、製品化に向けた試作を開始
2011年 5月 発泡スチロール加工工場、レーザー加工工場へ製造の委託、工場の決定、発注
2011年 9月 株式会社寿献設立
2011年 12月 東日本大震災被災地(福島県)のNPOJinに4台無償提供。被災地のNPO法人理事より感謝状が届く
2012年 1月 西日本新聞朝刊に製品が紹介される。4台販売、1台貸与
3月 商標登録出願の補正完了。SA30台、SA20台を製造
4月 盛岡市立病院へ、被災地への運動不足対策として4台無償供与
5月 台湾特許登録完了
5月 踏み台第1ロットの製造完了(ハンディーステップ®シリーズ295台)
5月 国際出願国内移行手続き開始
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